0−1.プログラミングについて
この授業では実際にコンピュータを使ったプログラミングの演習は行わないが、ホームページの各章の終わりに簡単なまとめと演習問題を用意してあるので各自時間のあるときに取り組むことが望ましい。標準的なプログラミング環境として以下のものを用いる。もちろんこれ以外のものを用いることは一向に構わないが、環境の設定や整備は各自で行うこと。
- オペレーティングシステム(OS): Linux
- プログラム言語: Fortran, C
Fortranの文法(Compacのf90用だがf77もあまり変わらない)
- コンパイラ:f77(g77), cc(gcc)
- 数値演算ライブラリ:LAPACK
自分のパソコンにプログラミング環境を構築するには以下の方法がある(上から順にお勧め)。
- 新たにLinuxをインストールする。(雑誌の付録CDなどに付いている無料のもので十分)[Linuxガイド]
- ウインドウズにCygwin(無料)をインストールし、gcc/g77などのUNIX環境が使えるようにする。[Cygwinガイド]
- ウインドウズで動くコンパイラ[Visual C++/Fortran, Intel C++/Fortran]を買ってインストールする。[Visual
C++ガイド]
0−2.簡単な例題
- 円の半径を入力すると面積を計算して表示するプログラム
Fortranサンプル(area.f)
f77 -o area area.f (コンパイル)
./area
(実行)
C言語サンプル(area.c)
gcc -o area area.c (コンパイル)
./area
(実行)
0−3.まとめと演習
- エディター(emacs)を用いて円の面積を計算するプログラムを作成し、コンパイル、実行する。
- 演習として円の面積に加えて円周の長さを計算し、表示するようにプログラムを書き換える。ちゃんと動くかどうか確認すること。うまくいかない場合は何度も試行錯誤してみること。