ウインドウズシステムでのプログラミング環境の構築

１．ウインドウズ版のgnuplotをインストール[ダウンロード]

２．ウインドウズ版のmule (=Meadow)をインストール[ダウンロード]

３．Cygwinのインストール[ダウンロード]

Cygwin（無料）をインストールすれば、gcc/g77などのUNIX環境がウインドウズ上で使えるようになる。

1. 上記ダウンロードサイトにアクセスし、”Install now!”をクリックし、最新版の setup.exe をダウンロードする。
2. 保存した setup.exe を起動し、インストールを開始する。
3. いくつか質問に答えていくとパッケージのリストが現れるので、ここでgcc, makeを必ず含める。
   +Devel->gcc, makeに付いている"skip"をクリックして変更する。
   もし忘れても、setup.exe を再実行すればいつでも追加することができる。

後述の数値演算パッケージ（行列計算などに便利）を使用しないならこれだけでプログラミングを開始できる。

Fortranサンプル(area.f)

$ g77 -o area area.f       （コンパイル）
$ ./area                   （実行）
input radius
1.0
radius r = 1.00000 area = 3.1415920
STOP area statement executed

C言語サンプル(area.c)

$ gcc -o area area.c -lm   （コンパイル）
$ ./area                   （実行）
input radius
1.0
radius r = 1.000000, area a = 3.141592

（$はCygwinのコマンドプロンプトを表す）
　

　

４．数値演算ライブラリLAPACKのインストール（LAPACK公式マニュアル）

1. Netlibよりソースファイル（atlas3.*.*.tgz, lapack.tzg）をダウンロード・解凍する。[ATLAS/LAPACK]
   　
2. LAPACKのインストール（以下、ソースファイルを各自のホームディレクトリで解凍したものと仮定する。）03/06/02update
   
   （$はCygwinのコマンドプロンプトを表す）
   インストール：
   $ cd LAPACK
   $ cp INSTALL/make.inc.LINUX ./make.inc
   $ make lapacklib
   $ mv lapack_LINUX.a /usr/lib/liblapack.a
   $ make blaslib
   $ mv blas_LINUX.a /usr/lib/libblas.a
   
   テスト：
   $ gcc sample.c -llapack -lblas -lg2c -lm
   $ ./a.exe
   ....
   $ g77 sample.f -llapack -lblas
   $ ./a.exe
   ....
   　
3. ATLASのインストール（オプション、限界のパフォーマンスを得たい人向け）
   
   インストール：
   $ cd ATLAS
   $ make config
   ....　（各種質問に答える。ほとんどデフォルトでよい。）
   ....
   Configuration completed successfully. You may want to examine the make include
   file (Make.WinNT_P4SSE2) for accuracy before starting the install with the command:
   make install arch=WinNT_P4SSE2　（←ここに出るコマンドを次に実行する）
   ....
   $ make install arch=WinNT_P4SSE　（WinNT_P4SSEの部分は適宜変更すること）
   ....
   $ mv lib/WinNT_P4SSE/*.a /usr/lib/.
   
   テスト：
   $ gcc sample.c -llapack -lf77blas -latlas -lg2c -lm
   $ ./a.exe
   ....
   $ g77 sample.f -llapack -lf77blas -latlas
   $ ./a.exe
   ....