1−1.京都大学情報環境機構の教育用コンピュータシステムにログインする

 

1−2.簡単なプログラミング

  1. Fortranサンプル(area.f)を自分のホームディレクトリ(ロ グイン時のデフォルトフォルダ)にコピーする。

    firefoxのウインドウ内で上のarea.fにカーソルを合わせ右クリック,"Save Link As ...(名前を付けてリンク先を保存)"を選択し、保存先ディレクトリを自分のホームディレクトリに変更した後に"Save(保存)"をクリックする。

    上部メニューの"アプリケーション"→"システムツール"→"端末"を選択して作業を行うためのLinux端末を起動する.自分のホームディレクトリ にarea.fがコピーさ れていることを、Linuxのターミナルウインドウで以下のコマンドを実行して確認する.

    ls

    出てきた出力の中にarea.fがあればOK。

  2. area.fのコンパイル(プログラムファイルから実行ファイルを作成すること)と実行

    Linux端末のウインドウで以下のコマンドを実行する。

    gfortran -o area area.f   (area.fから実行ファイルareaを作成)
    ./area                   (areaの実行)

    input radius と出てきたら、任意の値(例えば1.0)を入力する。入力した半径と円の面積が表示されればOK。

  3. Emacsを用いてarea.fの中身を表示し、内容を編集し、保存する。

    Linux端末のウインドウで以下のコマンドを実行する。

    emacs area.f &

    Emacsのウインドウが立ち上がるので、6行目の'input radius'を'input hankei'に変更する。
    [Ctrl]-x、[Ctrl]-sを順に押して変更を保存する。[Ctrl]-xはControlキーとxを同時に押すことを意味する。
    [Ctrl]-x、[Ctrl]-cを順に押してEmacsを終了する。
    area.fを再度コンパイルし、areaを実行する。input hankeiと表示が変更されていればOK。



    C言語の場合は、サンプル(area.c)を用いること。コンパイルと実行は 以下の通り。

    gcc -o area area.c    (area.cから実行ファイルareaを作成)
    ./area                    (areaの実行)
    emacs area.c &          (muleの実行)

 

1−3.まとめと演習

  1. 京都大学情報環境機構の教育用コンピュータシステムにログインし、Linux環境を立ち上げる。
  2. 円の面積を計算するサンプルプログラムを用い、コンパイル、実行、編集を行う。
  3. 円の面積ではなく円周の長さを計算し、表示するようにプログラムを書き換える。ちゃんと動くかどうか確認すること。うまくいかない場合は何度も試 行錯誤してみること。